カナダも所属している英連邦って何だ?

テレビのニュースなどで時々、「英連邦」という名前を聞くことがあります。カナダもこれに入っています。

でも、英連邦って、いったい何なのでしょうか。名前は知っているけど、実態がよく分からないという人は多いのではないでしょうか。

Flags of the members of the Commonwealth in Parliament Square, London

カナダは英連邦の国

カナダと言えば、英連邦の国としても知られています。英連邦の国と言えば、他には、オーストラリアやインドなどが有名ですね。

でも、英連邦って、一体どんなものなのでしょうか。言葉の上では知っていても、実体が今一つ良く分かりません。

イギリスの王様がカナダでも王様

とりあえず、カナダの場合は、イギリス国王と同一人物がカナダの国王もかねています。ということは、英連邦の国は、イギリス国王が王様なのでしょうか。

実際、オーストラリアやニュージーランドの君主もイギリス国王と同一人物1 です。

ただ、必ずしもイギリスの王様が英連邦の各国の王様であるというわけでは無いようです。例えばインドは共和国ですから、王様は存在しません。

ちなみに、イギリスの王様が各国の王様を兼ねるという事は、国家元首がイギリスの王様という事ですよね。つまり、今だったら、エリザベス襄王が各国の元首を兼ねているわけです。

名目上のこととはいえ、大英帝国の面影は残っている感じですね。

正式名称だと「英」という言葉は全く入っていない

ちなみに英連邦は、英語ではCommonwealth of Nations と書きます。以前はBritish Commonwealth と書きました。

要するに、現在では、日本語では英連邦と言いながら「英」の要素は名前に残っていないわけです。

あ、ちなみに、Commonwealth というのは、「(共通の利害関係をもつ)団体, 社会」という意味のようですね。ただ、the Commonwealth だけで英連邦という意味にもなるようです。

さらに困ったことにthe Commonwealth はプエルトリコの公式名でもあるようです。他にも、Commonwealth 一語で、色々な団体やら連邦やらを表すことがあるようですね。混乱しないのかなあ。

とりあえず、色々知らなかった。ちなみに、すべて、プログレッシブ英和中辞典に載っていました。

「ゆるやかな連合体」らしいです

一応、辞書の定義によると、「イギリス (連合王国) を中心とする自治領,旧植民地諸国から構成されるゆるやかな連合体(ブリタニカ国際大百科事典)」という事です。「ゆるやか」過ぎて何をやっているのかよく分からないという事みたいですね。

ただ、実態が全くないかというと、そういう事でも無いようです。ブリタニカには次のようなことも書かれていました。

71年に締結されたイギリス,オーストラリア,ニュージーランド,マレーシア,シンガポール5ヵ国間の英連邦5ヵ国条約にみられるように,英連邦構成国間で緊密な防衛協力が行われているのも現実であり,その生命力には無視できないものがある

まあ、実際の国際政治では、ほとんど影響は無いと考えてもいいのでしょうね。ですから、ニュースにもなりにくいわけです。

かつてのイギリスの植民地でも英連邦でないケースも多い

次の疑問です。かつて英国の植民地や自治領だった地域は、英連邦という事なのでしょうか。上に挙げたカナダ、オーストラリア、インド、ニュージーランドなどは、いずれも元々イギリスの植民地だった国ですよね。

実はこれに関しても、必ずしもそういうわけでは無いようです。分かりやすい例がアメリカ合衆国ですね。アメリカ合衆国は間違いなくイギリスの植民地でしたよね。これは誰もが知っている事です。しかし、英連邦の一員ではありません。

この他には、エジプトも英連邦ではありませんね。あと、イスラエルとか。

まあ、アメリカ合衆国は、イギリスが嫌で独立戦争をした国ですよね。ですから、英連邦から外れるのは全く自然です。

以上、名前は知っているけど実態がよく分からない英連邦のお話でした。これだけ書いてみても、率直に言って、良くわからない仕組みです。


  1. 回りくどい言い方ですが、イギリスと同一人物が王様であるにもかかわらず、王位は独立して存在するというルールがあるそうです。まあ、私たちにとっては、知ったこっちゃありませけど。 []

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