それに、テキストで学ぶ単語と私達が知っておくべき単語か一致するか、と言う問題があります。
テキストで使われている単語が必要かどうかは、怪しいところがあるのです。
これに関しては、下で説明します。
正直に言って、語彙を増やすにはどうするかというのは、大変難しい問題です。
どうやって増やしていいのか分からず、途方にくれている人も多いでしょう。
どこまで増やしていいか分からない
語彙をどこまで増やすかというのも、また難しい問題です。
数え方にもよりますが、ネイティブスピーカーの語彙は数万語レベルなのだそうです。
当然ですが、第二言語の話者はそこまでは覚えられません。
では、どこまで覚えたらいいのでしょうか?
これも、明確ではないですよね。
ちなみに英語の場合だと、大学受験の受験生の語彙は3,000語とか4,000語程度だと言われています。
個人的には、平均的な受験生が覚えている単語は、さらに少ないような気がします。
そして、この程度の語彙だと、実用上はぜんぜん足りません。
小学校高学年向けの小説ですら、まともに読めないでしょう。
6年間かけて学んだ英語の語彙でも足りないとしたら、どうすればいいのでしょうか?
そして、どこまで覚えれば、ある程度使えるレベルになるのでしょうか?
目的によって必要な単語が違う
単語の学習を難しくしているもう一つの要因が、目的によって必要な単語が違うという点でしょう。
前置詞や代名詞は、全ての学習者が共通に学ばないといけない単語でしょう。
しかし、それ以外の単語は、全ての人が共通に学ばないといけないとは言い難い気がします。
例えば「猫」や「犬」は基本的な単語です。
しかし、フランス語を旅行のために勉強している人にとっては、まず使わない単語でもあります。
旅行中に、「猫」とか「犬」についてフランス語で語るシーンは、ちょっと想像しにくいですよね。
動物の名前を覚えるくらいだったら、ホテル・空港・駅・デパートなどで使う可能性が高い単語を覚えた方がいいはずです。
例えば駅で使われる単語だったら次のような単語ですね。
・プラットホーム
・駅員
・搭乗口
・時刻表
・急行電車
・指定席
・往復切符
・清算
これらの単語は、「犬」とか「猫」に比べれば、難しい単語のはずです。
しかし旅行者にとっての重要度は、間違いなく高いのです。
このように、どんな単語を覚えるかは、なかなか悩ましい問題なのです。
タグ: テキスト, フランス語単語の覚え方, 英語の語彙
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