「勉強しているのに出来ない」は本当なのだろうか?│ 学習時間に対する認識不足が原因の気がします

「勉強しているのにぜんぜんできるようにならない」という人を時々みかけます。
そして、そういう人達が言うせりふは、大体決まっているようです。

・年齢が高くて記憶力が悪くなっている
・あなたみたとは脳のつくりが違う

言い回しの違いはあれど、大体この2つです。
年齢により能力が落ちてきたと言いたいか、自分は能力が劣ると言いたいようです。

そもそも十分な時間勉強していない

こういう言葉を聞くと、正直に言ってうんざりします。
なぜかというと、こういうことを言う人の多くは、そもそも十分な時間勉強していないからです。

もちろん、勉強しても出来ない人だって、いらっしゃるかもしれません。
学習の仕方が悪くて、必要以上に時間がかかっている事だってあるでしょう。

でも、ほとんどのケースでは、単なる勉強不足のようです。

おそらく、外国語習得に必要な時間を、過小に見積もっているのでしょう。
自分の感覚からすると自分は勉強しているのに、なぜかできるようにならないとなってしまうのです。

「勉強しているのに出来ない」仕組みは、おそらくこんな感じ

例えば、ある人がフランス語教室に通っていたとしましょう。
授業は週1回1時間だったとします。

この人が授業以外で学習しなければ、年間の学習時間は50時間にしかなりません。
仮に授業の予習復習に2時間掛けたとしても、年間の学習時間は150時間です。

おそらくこのペースだと、1年や2年勉強しても、ほとんど話せるようにならないでしょう。

しかし普通は、予習復習に2時間も掛けると、十分に勉強した気になってしまいます。
ですから、勉強しても出来るようにならないという事を言い出すわけです。

時間の無駄だから考え直したほうがいいと思う

ある程度話せるようになりたいのなら、勉強しているのにできないという認識は改めたほうがいいと思います。
勉強していないから出来ないと考えないと、学習の方向性を間違えます。

本当に話せるようになりたければ、何とか学習の時間を増やさないといけません。
それができないのであれば、フランス語の習得を諦めるか、かなりの長期間の学習を覚悟するかです。

もちろん、フランス語を勉強している気分を味わいたいだけなら、現状のままでもいいでしょう。
でも、勉強しているのに出来ないというのは誤解だということだけは、把握しておいたほうがいいと思います。

必要ないことで悩むのは時間の無駄ですから。


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