仏和・和仏辞典を探して、色々調べてみました。
結論から言うと、「高くて二の足を踏む」というのが正直な感想です。
予想以上に、値段が高いのです。
学習に使うとなると、中辞典を選ぶ事になるでしょう。
ポケットサイズの辞書は、確かに、持ち運びには便利だと思います。
でも、説明不足だったり、語彙が少なかったり、例文が無かったりと、勉強用には適しません。
最低でも、中辞典程度の詳しさは必要です。
で、中辞典を色々探してみたのですが、値段がとても高いことが分かりました。
「これは」と思う一冊があっても6,000円もしたりして、とてもではないですが買う気は起こりません。
平均的なものだと、4千円前後くらいでしょうか。
これだと、仏和辞典と和仏辞典をあわせて、1万円近くしそうですね。
そんなにお金を使うんだったら、電子辞書のほうがよほど良いでしょう。
英語の辞書や広辞苑なんかも入って、2万円で買えますから。
ということで、仏和・和仏辞典を買うなら、電子辞書を選ぶ方が得策ではないかと思います。
コストパフォーマンスとしては、電子辞書のほうが圧倒的に優れています。
電子辞書を買えない私
ただ、電子辞書を買うとなると、二の足を踏む人もいると思います。
私もそんな一人です。
普通に考えれば、2万円くらいなら、もちろん買っても良いのでしょう。
でも私の場合は、辞書が必要なのはフランス語だけではないのです。
なぜかと言うと、現時点で、英語と中国語はある程度できるからです。
ですから、電子辞書を買うのなら、その2言語のコンテンツも入っていて欲しいと思います。
さらに、フランス語と同時に、スペイン語も勉強しています。
もちろん、学習中のスペイン語辞典も入っていて欲しいわけです。
ということで、英語・中国語・フランス語・スペイン語の各辞典が入った電子辞書なら、当然すぐに買うでしょう。
しかし、当然ですが、そんな辞書はありません。
それぞれの言語ごとに買うと、英語は全てに入っているとしても、最低3台必要です。
そんなことしたら、何が何やら分からなくなるのは確実です。
一台で済ませるならコンテンツカードみたいなのも、ありますけど。
仏和・和仏・仏西・西仏・中日・日中などとそろえるのも、ちょっと合理的ではないですよね。
ですから、なかなか電子辞書に手を出せません。
抜け道を探ってみた
そこで、ちょっと違う角度から考えてみました。
和仏・仏和辞典にこだわるのを止めて、仏英・英仏辞典にまで範囲を広げてみたのです。
そうしたら、一気に問題が解決出来る事がわかりました。
仏英・英仏だったら、500円以下のものまで存在するのです。
中辞典クラスでも、千円前後から売っています。
なぜそんなに安いのでしょう?
理由は2つくらい考えられそうです。
まず、単純に、英語話者のフランス語学習者の方が、日本語話者のフランス語学習者より多いのでしょう。
英語を話す人が日本語を話す人の何倍も要るのですから、当然です。
同じ印欧語という言語的な類似もありますから、勉強もしやすいですしね。
学習者が多くなれば、価格が安くなるというのは、経済の原理から当たり前のことです。
もう一つの理由は、英語の辞書にはペーパーバック版が存在するという点です。
日本の辞書は、上質紙を使ったものしか存在しませんが、英語の辞書には紙質の悪いペーパーバック版があるのです。
ですから、1,000円前後の価格で、かなりボリュームがある辞書が購入できるわけです。
微妙なニュアンスが問題になるから、日本語の辞書が良いけどね
言語の学習では、微妙なニュアンスが気になることがあります。
こういうのを知りたいときには、英仏・仏英辞典では困ることもあるでしょう。
いくら英語が出来るといっても、日本語とはレベルの開きがありますから。
それでも、選択肢の一つとしては、考えても良さそうです。
やっぱり、価格が安いのはなんと言っても魅力です。
タグ: ペーパーバック, 仏和辞典, 仏英辞典, 和仏辞典, 英仏辞典
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